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いつかなんてない

2012年02月03日

私が生まれた九州の片田舎は、非常にアップダウンが激しく、
家は山をぬって段々畑のように建てるもので、
友達は坂の上から下りてくるものでした。
そういうわけで、
先日中国地方を旅した時見た光景は、
私にとって衝撃以外の何ものでもなかったのです。
海と山に囲まれた…というところまでは、
故郷と変わりないのですが、その土地の平坦なこと!





空と、海が、遮るものなく広がっていて。
平地の少ない土地で育った私は
どこまでも続く海と空が、まっすぐな線となって
それが人智を超えたところまで伸びているかのような
妙な感覚に襲われてしまいました。
なぜだか胸がざわざわしました。








いつか行きたいと思っていた鳥取砂丘。
以前訪れたサハラ砂漠のような、サラサラの砂を想像していたら
鳥取砂丘の砂は湿り気があって、
じゃりじゃりとスニーカーの裏にまとわりついてくる厄介なものでした。
それもそのはず、砂丘にしんしんと雪が積って、溶けたあとだったのです。

「そういえば、砂漠にも雪が降るんだな」

不思議なような当たり前を、今さらのように実感したのでした。
初めて旅した日本海には、見たこともない海と空と大地が確かにありました。
「いつか行きたい」
「いつかやりたい」
思うことは簡単でも、腰はなかなか重いもの。
今回の旅で、思うことがありました。

「いつかなんてないんだな」

「いつか」行きたいと思っていた喫茶店のマスターは死に、
「いつか」再び教えを請いたいと思っていた大学時代の恩師は引退し、
「いつか」伝えたいと思っていた言葉は、伝える術もなくなり。

「いつか」なんて人間が勝手に作った時間の概念に過ぎず、
本当はないのです。

中学時代、いつか渡そうと思っていたバレンタインチョコレート。
結局渡せずに家に帰って自分の胃袋に放り込むということを
何と3年も繰り返した私です。

今年のバレンタインには「いつか」じゃなくて「今」、
たくさんの乙女の夢が叶うことを願っています。





「いつか」じゃなくて「今」。
サハラ砂漠だってあなたを待っているかもしれません。  


田中 真衣

ゾンビでメリーなクリスマス

2011年12月22日

15アンペアの拙宅は、ことあるごとにブレーカーが落ちます。さながらチルド室のようなマイルームで冬を恨みつつ、反して時に冬の晴れた空はいやに透き通っていてきれいだ、なんてことを思いながら。

今日もハートだけは熱い!三光パートナーズの24歳、田中です。

朝夕の冷え込み厳しい今日この頃ですが、みなさまお変わりございませんでしょうか。

いよいよ冬の一大イベント、Xmasがやってきます。広告会社の社員だけあって、イベントごととなると理由もなく胸高鳴るものです。しかしながら、例年何をしていたかと言えば――――
4年前と3年前はアルバイト。2年前は、大学のゼミの先輩方と男くさいもつ鍋会(300円以内でプレゼント交換もした)。去年は、そう、姉のように慕っている仲良しさんと近所でちょっと良いお食事をして、ゾンビ映画を観に行ったのでした。
総括して、毎年なかなか異質で、愉快、かつ濃厚なXmasを送っているなあ、と思います。ちなみに昨年の私のXmasを彩ってくれたゾンビ映画がこちら。「ゾンビランド」です。

この映画の面白いところは、従来「怖い」「グロテスク」「悪趣味」などというイメージを持たれがちだったゾンビ映画の概念を打ち砕いたところにあると思います。スタイリッシュな映像展開と選曲、ストーリーのスピード感。そして何故か挟み込まれるロマンス。ゾンビ映画をエンターテイメント化したという意味では、新たな試みに成功した作品でしょう。
「ソーシャル・ネットワーク」でブレイクしたジェシー・アイゼンバーグ、「リトル・ミス・サンシャイン」でコミカルで可愛らしい演技を見せつけたアビゲイル・ブレスリンが出演しています。極めつけは「ゴースト・バスターズ」のビル・マーレイ。ベテランが見せるシュールな演技は噴飯もの。機会があれば、是非ご覧ください。

Twitterでは映画の宣伝と絡めて「ゾンビ占い」という、ちょっと不気味で面白いこともやっています。
http://www.zombieland.jp/twitter_s/

ゾンビつながりでいえば、こちらも「見せ方」が面白い動画です。
http://www.youtube.com/watch?v=lZqrG1bdGtg&feature=player_embedded#!

カンヌ広告賞インターネットフィルム部門で金賞も獲得しています。逆戻しという手法は、時系列に忠実な映像からは感じられないものが心に迫ってきたり、何方向の解釈もできるので面白いのですが、ゾンビゲームのPRという枠でこの動画が作られたということがまた「新しい」と思います。「泣けるゾンビゲーム Dead Island」で検索してみてください。

さて、ゾンビの話が大半になりましたが、みなさま今年のXmasはいかがお過ごしでしょうか? ご家族と、ご友人と、恋人と、はたまたゾンビと。街を彩るイルミネーションのように、みなさまの心が賑やかで温かく、ハッピーな1日を過ごされることをお祈りしております。

田中真衣